超大作を観たいときもあれば、集中力を必要とせず、軽い気持ちで観れる作品を選びたいときもありますよね。
そんな時に「ハッピー・デス・デイ」とその続編「ハッピー・デス・デイ 2U」はぴったりです。
ジャンルはホラーとはいえ、ダークな怖さのなかにユーモアも多く、ストーリーはテンポよく展開されます。
ホラーが苦手な人にもおすすめできる楽しい作品です。
作品紹介
「ハッピー・デス・デイ」あらすじ
主人公・ツリーは自己チューで高飛車でビッチな大学生。
彼女は、誕生日の夜サプライズパーティーで友人たちに祝ってもらった帰り道、ベビーマスクの何者かに殺されてしまう。
すると次の瞬間、朝になっていてツリーは目覚め、すでに経験したことのある展開が続く。
デジャブを感じながら一日を過ごすツリー。
そしてその日の夜にはまた殺されてしまう。
なんと、ツリーは誕生日の日をループしているのだった。
何度も目覚め、何度も殺されることをくり返すツリー。
なぜ同じ1日をループしてしまうのか。それはわからないままに、正体のわからない犯人を見つけ、ループする1日から抜け出すために試行錯誤していくのだった――。
「ハッピー・デス・デイ 2U」あらすじ
殺される日のタイムループから抜け出すことができたツリーは、恋人のカーターとラブラブで充実した日々を送っていた。
しかし今度はカーターの友人、ライアンがタイムループに巻き込まれてしまう。
やがてタイムループはライアンがおこなっている研究が原因であることに気づいたツリー、カーター、ライアンの3人。
なんとかしようと装置をいじっているうちに、ツリーはまたタイムループにはまり、誕生日の日をくり返すことに。おまけにそこは元の世界と微妙に異なったパラレルワールドだった――。
感想
「ハッピー・デス・デイ 」
飽きさせない、スピード感のある展開で観ていて楽しかったです。
もともとホラーが苦手なのですが、最近あまりに話題になっていたので観てみました。
面白いですね!ホラーが苦手でも全然大丈夫でした。
何度も殺されるシーンはあるのですが、そのシーンはリアルに見せられるわけではなく、あ~殺される~くるぞくるぞ.........はい、目覚めのシーンってなかんじです。
主人公のツリー、タイムループする前はビッチでどんでもなく自己チューでとにかく性格悪い女子なんですよ。
だからこそ恨みを買って殺されるわけです。
タイムループをくり返すうちに、自らの行動を改めていって、だんだんと良い人になっていくのもいいですね。
中盤では、仲良くなったカーターを救うために自殺するまでに。(自殺してもループして生き返れるからね。体は少しづつぼろぼろになっていくんだけど。)
元々持っていた犯人に立ち向かっていく勇敢さのうえに、ヒトを慮れる優しさを身に着け、最後には最高女子になっています。
観終わる頃には、ツリーのことが大好きになることまちがいなしです。
続編の「ハッピー・デス・デイ 2U」についてです。
今作でなぜツリーはタイムループをくり返すのという謎が解けます。
1話よりもホラー感が控えめ、ツリーの感情に寄り添ったドラマチックな展開になっている気がします。
今作ではタイムループして、かつパラレルワールドで目覚めるという設定。
前作の最後で恋人になったカーターは、パラレルワールドではビッチだった時の悪友・ダニエルの恋人になっていました。そして幼い頃亡くなったはず母親が生きています。
パラレルワールドに残って、母親がいる世界で生きていくか、カーターが恋人である元の世界に戻るか、ツリーはとても悩みます。
どちらも大切な存在がゆえに、どちらかを選んだらどちらかを失うという状況がつらいですね。
今作では時空間を閉じるために、ツリーは何度も自殺して時を戻します。
その死に方が突飛(笑)
パラシュートをつけずにスカイダイビングをしたり、材木粉砕処理機に頭から突っ込んだり、トイレ用洗剤をがぶ飲みしたり。
バリエーション豊かな死に方、完全にウケを狙ってます。
死を軽視しているなどど考えず、エンターテイメントとして楽しみましょう。
登場人物の学園ドラマや心の成長、犯人はだれかを探すミステリー、ハラハラのホラー要素、ユーモア、といろんな要素が詰め込まれていて最初から最後まで飽きない、よくできたストーリーでした。
超大作というわけではないけれど、面白かったですね。
後味もよくて、気分転換におすすめの映画です(^-^)
今ならAmazon Prime Videoで観ることができますよ。