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【書評】病気を治すのに医者は必要ない。 『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』の要約、感想

医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる

医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる

  • 作者:藤川 徳美
  • 発売日: 2019/12/20
  • メディア: Kindle版
 

 

 著者は広島で精神科の院長をしている藤川徳美さんです。 うつ病をはじめとした気分障害・不安障害・睡眠障害などの治療に携わり、高タンパク/低糖質食を中心とした栄養療法で実績をあげています。 著書も何冊かあり、『うつ消しごはん』が有名です。

 

『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』のもくじ

はじめに 質的栄養失調があらゆる慢性疾患の原因

第1章 基礎編・質的栄養失調はタンパク質が治す

第2章 分子栄養学の実践。自分で治すメガビタミン

第3章 日本の医師はなぜ栄養のことを知らないのか

第4章 分子栄養学に基づいた慢性疾患の症例集

付録 まとめ

おわりに 

 

『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』の概要

あらゆる病気の原因は、食事が 「糖質過多+タンパク質不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足」 であるからだと言います。

 

本書の特徴


1、必要な量を食品量ではなく、栄養素の量で示している
分子栄養学に基づいた著者の治療は、プロテインやサプリメントを摂ることが前提となっています。
なぜなら現在の作物が育つ土壌は昔と比べて痩せており、十分なビタミンミネラルが含まれていません。また、農薬や抗生物質、栄養添加物も含んでいます。
そういったわけで、果物をどれくらい食べましょう、ではなくビタミンC3000~9000mg摂りましょう、などど書いてあるのです。

本書では色々なプロテインやサプリメントが紹介されていますが、メーカーや通販会社から報酬をもらってしていることではないようなので、信頼できますね。

2、医師、薬に頼らないことをすすめている

医療機関は身体の状態を把握するための検査や、救急の処置などにはもちろん必要です。

ですが著者は、実は多くの医師が健康について詳しくはないんだと語っています。

また、薬は代謝阻害作用があり、飲めば飲むほど副作用もあると。

タイトルのとおり、慢性の病気を治すのに医師や薬は本来必要ないと言っていますし、その根拠も1章分というかなりのページ数を使って語られています。

ここまで大胆に医師や薬について必要ないと断言している本はなかなかないと思います。

 

タンパク質の重要性

タンパク質は身体にとって一番重要で、 「タンパク質が十分量あれば、体が勝手に治してくれる」と著者は言います。

ではどれほど摂れば良いのかという疑問がわきますよね。

健康の維持、病気の予防のためには 自分の体重×1g

慢性疾患からの回復をめざすためには 自分の体重×2g

の量が必要だそうです。

 

気をつけたいのは、これは食材のグラム数ではなく、あくまでタンパク質の量だということ。 卵100gあたりのタンパク質含有量は約12g、牛肉100gあたりの含有量は約15gです。

食品成分表などで確かめながら確実に必要なタンパク質を摂るといいですね。

 

食品で摂ることが難しければ、プロテインで補っても全くかまいません。

むしろ、食事だけでは必要量とることは難しいので、積極的にプロテインを飲むことを薦めています。

プロテインを選ぶ際はソイプロテインではなく、ホエイプロテインがいいとのことです。

 

タンパク質補給は糖質制限と一緒におこなうことが重要です。

十分にタンパク質を摂っていれば、「甘い物がほしい」「白飯をお腹いっぱい食べたい」という欲求は収まってきます。

 

タンパク質の次はビタミン

ビタミンの前に鉄不足を解消

女性のうつ病やパニック障害とみられる症状の多くは、「鉄不足」によるものだそうです。

日本には意外と隠れ鉄不足の人が多いそうなので、血液検査でフェリチン値に着目し、適正数値でない場合はサプリメントなどで補給することを薦めています。

サプリメントでとる時は、ヘム鉄ではなくキレート鉄フェロケルを選ぶといいそうですよ。

 

メガ量のビタミンが必要

ほとんどの人は血中ビタミンB濃度が低く、特にB6、葉酸、ビタミンC濃度が低いといいます。

また、ビタミンC合成能力、ナイアシン合成能力を失いつつあるそうです。

 

ビタミンEの服用により心血管病変は40%減らすことができ、ビタミンの規定の服用により心疾患の死亡率が減少します。

サプリメント服用により、動脈硬化のリスクを低下させ、炎症反応を下げ、中性脂肪を下げ、HDLコレステロールを上昇させることができます。

脳においては、ビタミンC、ナイアシン濃度と脳のレセプター機能(脳の働き)との間には大きな相関関係があるということです。

 

このようなことから、多くのビタミン摂取が必要だと著者は言います。

 

 感想、まとめ

本書では、たんぱく質・脂肪酸・ビタミン・ミネラルを多く摂ったほうがいいというだけではなく、どれくらいの量とったらいいかということまで書かれていました。

なんという大判振る舞い!

本書を購入すれば、本当に病院に通う必要がなくなってしまうのではないかという気さえしました。

 

ほとんどの慢性疾患の原因は栄養不足にある、というのはなんだか納得がいきます。

というのは、最近食生活を変えて、以前よりもタンパク質の摂取を増やし、ビタミンミネラルをサプリで摂るようにしていました。

そのせいか、とても体調がいいんです!

それから、わたしは長い間貧血だったのですが、鉄剤を飲んで精神的な落ち込みがほとんどなくなりました。

本書を読んでやっぱりな、と。

わたしは呼吸器の慢性疾患があり、病院にも定期的に通っていますが、薬で病状が劇的に改善したと思えたことははっきりいってありません。

それに比べ、自己流の栄養療法でも改善の実感があったわけです。

本書に載っている栄養療法は臨床研究における根拠もあるわけですから、慢性疾患改善のために試してみようと思っています。

必要なプロテインやサプリメントがAmazonや通販で手軽に手に入れられるというのもいいですね。

試してみて、効果がなければやめればいいのですから。

 

ほんとうにいい本を手に入れたなとうれしく思っています。

有益な情報が盛りだくさんの本書、ぜひ読んでみてください。

 

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