さて、本好きにはスルーできない本屋大賞。
ノミネート作品が1月21日に発表されています。
今回は、そもそも本屋大賞とはどんな賞なのか?どんな本がノミネートされたのか?を紹介していこうと思います。
それぞれの本のレビュー記事もありますので、よろしければご覧ください。
本屋大賞とは?
本屋大賞というのは簡単に言うと、昨年度出版された本の中で、
「全国の本屋さんが選ぶ、いちばん売りたい本」
を選ぶお祭り、それが本屋大賞です。
もっと詳しく言うと、新刊書の書店(オンライン書店も含む)で働く書店員の投票で大賞が決定します。対象書籍は過去一年(2018年12月1日〜2019年11月30日)の間に刊行された日本の小説。書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。
ノミネート作は1月21日に発表されており、大賞が決定するのは4月7日です。
また、本屋大賞には「翻訳小説部門」、「発掘部門」もあります。
翻訳小説部門では、2018年12月1日〜2019年11月30日に日本で刊行された翻訳小説から1作品が選ばれます。
発掘部門では、過去に出版された本のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと書店員が思った本が選ばれます。
どちらも大賞が発表されるのは4月7日です。
多くの書店で本屋大賞の特設コーナーを設けて大々的な宣伝をし、店頭を華やかにしているのをよく見かけます。
まさに「書店店頭のお祭り」のようなイベントです。
今年の本屋大賞ノミネート作品は?
以下の10作品がノミネートされています。
『線は、僕を描く』砥上裕將
『線は、僕を描く』
砥上裕將(著)
講談社
『店長がバカすぎて』早見和真
『店長がバカすぎて』
早見和真(著)
角川春樹事務所
『夏物語 』川上未映子
『夏物語 』
川上未映子(著)
文藝春秋
『熱源 』川越宗一
『熱源 』
川越宗一(著)
文藝春秋
『ノースライト』横山秀夫
『ノースライト』
横山秀夫(著)
新潮社
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳碧人
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』
青柳碧人(著)
双葉社
『ムゲンのi(上)、(下)』知念実希人
『ムゲンのi(上)、(下)』
知念実希人(著)
双葉社
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
相沢沙呼(著)
講談社
『ライオンのおやつ』小川糸
『ライオンのおやつ』
小川糸(著)
ポプラ社
『流浪の月』凪良ゆう
『流浪の月』
凪良ゆう(著)
東京創元社
おわりに
今回は軽めの作品が多い印象です。
表紙がマンガチックだったり、タイトルにインパクトがあったりして、見た目からしてキャッチーな本が多いですよね。
数冊手に取ってみましたが、中身も割と平易な言葉で書かれていて、サッと読めるものが多そうです。
本屋大賞に毎年参加している本屋の書店員さんが、
「本屋大賞は“売れてる本”を選ぶんじゃなくて、“本屋が売りたい本”を選ぶ賞なはずなんだよ。でも実際はすでに売れてる本が選ばれるんだよな。俺はいつもちゃんと売りたい本に投票するよ。だから自分が投票する作品はいつも選ばれないんだよな(笑)」
と言っていたことがあります。
まさにそのとおりな気がしますね。
最近は“すでに売れている本”が大賞に選ばれることが多いですから。
なにはともあれ、今や芥川賞や直木賞よりも注目され、売上に直結するという本屋大賞のゆくえ。
どの作品が選ばれるか楽しみ!
ノミネート作品を読んで、どれが大賞になりそうか予想するのも楽しいですね♪
私も気になった作品を読んで感想をブログにUPしていくつもりです。
そして大賞を予想してみたいと思います!