美味しい戸隠そばが堪能出来て、荘厳な戸隠神社がある長野県戸隠地区。
日帰り観光にはとてもいい場所ですが、12月~3月の寒い時期に向かう場合は注意するべき点もあります。
今回は、3月の後半に行った実際の体験を基に、日帰り観光のモデルコースと冬の戸隠神社参拝の注意点をご紹介します。
戸隠日帰り観光モデルコース
3月22日(日)、3連休の最終日。
長野県戸隠地域へ日帰り旅行へ行ってきました。
目的はとにかくおいしいそばを食べること、そして戸隠神社の御朱印をもらってくることです。
このようなタイムスケジュールでした。
モデルコースの一つとして、参考にしてみてください。
12:30頃 人気の蕎麦屋さん「そばの実」で昼食
13:45頃 戸隠神社 中社参拝
14:15頃 戸隠神社 奥社参拝
15:50頃 カフェで戸隠の美味しい水を使ったコーヒーを堪能
18:00頃 帰り道の途中で夕食
①戸隠名物、戸隠そばを堪能しよう
お昼過ぎに向こうへ到着。
人気店「うずら家」さんへ行ってみるも、外に行列が。
その日は小雨が降っていて気温も低く、寒かったため泣く泣く断念。
次に向かったのは同じく人気店の「そばの実」さんへ。
数組待合室で待っている人たちがいるけれど、早めに入れそうだったのでこちらでおそばを食べることに。
店内が広くて、従業員の方も多いので回転がいいようです。
すぐに順番がきました♪
席について座ってみると、目の前に外の景色がよく見える大きな窓が。
雪が積もっているブナ林がとても美しくて、まるで絵画のようです。
いい眺め~。
メニューは冷たいおそば、温かいおそば、揚げもの、デザートもあります。
色々あって迷っちゃうけれど、ここはシンプルにざるそばと天ぷら5品を注文。


しばらくして、つやっつやのおそばと見た目からしてサクサクな天ぷら登場。
おそばは戸隠そばの特徴、『ぼっち盛り』で提供されます。
『ぼっち盛り』とは、冷水にさらした蕎麦を水切りをせず、蕎麦を馬蹄の形の束で丸い竹細工に盛りつけるスタイルのことです。
天ぷらはエビ、カボチャ、なす、舞茸、ふきのとうでした。季節に合わせて旬のものが出てくるみたいですね。
さっそく食べてみると…
つゆは辛口で風味豊か。
そばはコシがあって、口の中でそばの香りが広がります。
天ぷらはどれもサクサク。
車海老はうま味が凝縮、なすはトロッと、カボチャはしっかり甘みがあって、舞茸はいい香り、ふきのとうは苦みとサクサク食感が絶妙~。
とっても美味しかったです!
量はそんなに多くなかったけれど、美味しいもの食べたなぁっていう満足感がありました。
とはいえまた行くなら、はしごして食べ比べしてもいいかも(笑)
はしごする方もたくさんいらっしゃるようですよ。
②アクセス良好な戸隠神社中社へ向かおう
腹ごしらえも済んだところで戸隠神社へ。
戸隠神社は本社である奥社、中社、宝光社、火之御子社、九頭竜社の五社の総称です。
昔から修行僧の修練の場として栄えた信仰の地。パワースポットとしても有名です。
まずは一番行きやすそうな中社へ向かいました。
戸隠のメインの国道沿いに中社があるため、アクセスは良好です。
駐車場がすぐ近くにあって、そこから徒歩3分で中社に着きます。
30分ほどで見て回ることができますよ。
「天岩戸伝説」で天の岩戸を開く方法を考案した天八意思兼命(あめのやこころおもいかねのみこと)が御祭神。
社殿。中をのぞくと狩野派の天才絵師、河鍋暁斎による「龍の天井絵」が見えます。
樹齢700年を超える杉のご神木。
パワースポットといわれる社殿横に流れる滝。
宝物館。入場料300円で入館できます。
宝物館の脇には寒中酒の蔵置所がありました。
③戸隠神社のメイン、奥社を参拝しよう
中社を一通り見学したところで御朱印をもらって、奥社へ移動。
中社駐車場から奥社駐車場までは車で3分ほど。
国道沿いに駐車場があって、こちらもわかりやすいです。
そこから歩いて本殿(奥社)をめざします。
ここからがとくにかく大変です!
3月22日、足元には踏み固められた雪が残っています。
シャーベット状の雪に足を取られますが、そんな中参拝に向かう方も戻ってくる方もたくさんいます。
本殿まで所要時間約40分と書いてあります。
まあ行けるだろうと考えて出発。
この時は元気だったんです(笑)



そして小雨が降る中、雪道をひたすら歩く。
15分くらい歩いて、だんだん疲れてきた。
雪道を歩くのって大変…。
上り坂も多いからしんどい。
左右にそびえたつ杉並木の大木。
荘厳な雰囲気なんだろうけど、疲労であまり目に入らず。
なんかすれ違う人達の顔が若干やつれているような。
途中から本格的に雨も降りだし、道が地面の雪がシャーベット状に。
上り坂も多いので、雪に足をとられつつも慎重に進みました。
20分、30分、40分…と歩き続けて、やっと着いたー!
なんか色々閉まっている…。
奥社(本殿)も、すぐ近くにある九頭竜社も、案内所が開いていないし従業員の方はだれ一人いないので、御朱印をもらうことはできませんでした。
九頭竜神社は雪対策のために木枠で囲われちゃっています。
正直ちょっと不完全燃焼。
頑張って上ってきたのに…。
道を下る頃には本格的な雨に。
シャーベット状になった雪の道を、ほとんど滑るようにして歩きます。
ほぼ靴スキー。
なかなか楽しかったです(笑)
復路は早いですね。
20分くらいで下りきりました。
予想していたよりも大変な道のりでした。
ちょっとした登山です。
終わってみればいい思い出ですが。
戸隠神社残りの2社、宝光社と火之御子社は行かなかったです。
タイムリミット&疲労ゆえに(笑)
④カフェで戸隠の美味しい水を使ったコーヒーを堪能しよう
疲れを癒すべくカフェへ。
戸隠は水がいいので、美味しいコーヒーを提供してくれるカフェがたくさんあります。
素朴なタルトなどの手作りスイーツも味わえます。
外のブナ林を眺めながら美味しいコーヒーとスイーツをいただくひと時。
癒されます♪
いい時間になったので、帰り道の途中で新潟県上越市にある「富寿司」でお寿司を食べて帰宅しました。
この時期はホタルイカが美味しいですよね。
他のお寿司もみんな新鮮で、とても美味しかったです。
悪天候だったのは残念でしたが、戸隠神社奥社への大変な道のりも含めて、思い出深い楽しい旅でした!
よろしければ、モデルコースとして参考にしてみてください。
冬の戸隠神社奥社参拝の注意点
冬季に奥社へ御朱印をもらいに行こうと思っている人は、行く前に確認が必要です。
案内所が開いておらず御朱印をもらえない可能性ありです。
奥社に行く前に、中社で従業員の方に聞いてみるといいかもしれませんね。
そして、モデルコースのところでも解説しましたが、冬の戸隠神社奥社へはなかなかハードな道のりです。
転んでいる人もかなりいたので、12月から3月までの冬季期間に奥社まで行く人はブーツや長靴必須です!
サンダルの人は足元がびしゃびしゃになっていて泣きそうになっていました。
スカートじゃなくパンツで。
防寒対策もしっかり!
ただ登っているうちに暑くなってくる可能性もあるので簡単に脱ぎ着できる服装がいいですね。
まとめ
いかがでしたか。
長野県戸隠地区の日帰り観光モデルコースと冬の戸隠神社奥社参拝の注意点をご紹介しました。
しっかりと準備をして、ぜひ楽しい戸隠観光をしてきてくださいね!