kemio著『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ 』を読みました。
いやぁすごく良かった!
kemioのイメージが変わりました。
正直今まではただのチャラチャラした若者っていうイメージだったんです。
彼の動画も見たことなかったのに勝手に。
なんという決めつけ。反省。
この本を読んで、すごく考えが深い人だなと思い直しました。
人生について、人間関係について、恋についての自らの考えを赤裸々に語っているのですが、ただ口先だけで一丁前なことを言ってるんじゃなくて、尊敬する祖父母からの教えだったり経験から学んだことだったり、ちゃんとバックグラウンドのある言葉なんだなってことがわかりました。
だからこそ言葉に説得力があるんです。
そう、ほんとに名言だらけ。
あの独特のkemio口調のまま書かれているから、たまに意味を取りづらいことがあるんですが、慣れると気になりません。むしろ解読するのが楽しい♪
わたしが特にグッときた名言を少し紹介しますね。
私を泣かせる相手に恨みはないの、強くしてくれてありがとうなの。(p70)
友達や居場所なんて探さなくていいんじゃね?自分を苦しめてるのは状況じゃなく「友達絶対必要」って思っちゃう脳なのかも。(p102)
お金を追いかけるんじゃなくてお金においかけさせるの。私が先に行くからお金、あんたがバトンを渡しな(p174)
変わってるって笑われるなら、ベーシックでお疲れって笑ってやるのウチら。(p186,187)
...深くないですか?
これ以外にもたっくさんいいこと言ってるんです。
特に若い人たちに刺さる内容なんじゃないかなと思います。
若い人が悩みがちなことについて「こんな考え方もあるよ~」ってかんじで説教臭くなく語っています。
でもアラサーのわたしも刺さりまくったから年齢は関係ないか。
わたしは、これ読んでからkemioのYouTube動画もチェックするようになりました。
やっぱりいいこと言ってるわ~。
ただただふざけてるなって時もあるけど(笑)
老若男女に読んでほしい1冊です。
ぜひ読んでみてください。
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